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家庭学習だけで、塾に通っている子に勝つ方法

みなさんこんにちは✿

英語教室「実のなる木」です。

 

さて、今回は家庭学習だけで塾に通っている子たちに負けないためにはどうすべきか?についてです。

私は英語の学習塾を運営しているので、決して塾に通うことを批判しているわけではないです(笑)むしろ、通っていただきたい(笑)

 

ですが、経済的な理由やなんかで、なかなか塾に通えない子もいると思うんです。私もその一人でした。そういう子に対して、まだまだ諦めるには早いぞ!とお伝えしたくて、書きます。誰かの励みになると良いなと思います。

 

それから、この教室を運営している人がどんな人なのか、どんな経緯でなっているのかを感じ取っていただけたら、より教室への想いが伝わりやすいのかなと思います✿

 

ではまず、私が独学で学年一位を取った(中高時代)際に武器になったものを紹介いたします。

 

  • ハングリー精神
  • 勉強する量(時間)
  • 勉強する時間帯(タイミング)
  • 集中力
  • 参考書

 

どうですかね(笑)多分、みなさん手に入れられるものしかないのではないかと思います(笑)

 

そもそもなぜ私が勉強しようと思うようになったかの経緯ですが、私は小学生の頃、いじめられっ子でした。学校に行くと「バカ」「ちび」と罵られ、仲間外れにされ、無視されたので、小学校低学年の頃から不登校になりました。学校に行くといじられて、嫌な思いをするだけなので、家でのんびり過ごしたかったのです。性格的には、おとなしくて、ノーと言えない日本人でした。

 

そんな状態で小学6年生を終えようとした頃、自分の中でこう考えるようになりました。

 

"中学生になってもいじめられるのはもううんざりだ。なんとかこの状況を打破したい”

 

そこで、小学生の小さな頭で必死にその打開策を考えたのです。思いついた方法は以下の2つでした。

  • 身体を鍛えて、喧嘩でいじめっ子全員に勝つ
  • 勉強を頑張って、成績でいじめっ子全員に勝つ

前者も考えたのですが、どうせ勝っても後で親が呼び出されるだろうな~と思い、断念しました(笑)…そして、残る選択肢は勉強だけだったので、中学入学を境に勉強に本気で取り組むと決意したのです。

 

この時は、誰に勉強をしろと言われたわけでもありませんでした。ただただいじめから逃れたくて、主体的に動き出したのです。能動的か、受動的か、この差は大きいと思います。

 

決意表明のため、私は自分の部屋の窓ガラスにスプレーで「I study hard!!」なんて書いちゃって、かなり痛い中学生だったと思います(笑)

 

これが、私が勉強しようと思ったきっかけです。

 

続いて、いじめっ子に勝つための戦略ですが、うちはお金があまりない家庭でした。なので、塾に通わずに、塾に通って手取り足取り教えてもらえる環境にいる子に勝たなくてはいけません。

 

う~ん…どうするかな~…。

 

必死に考えた結果、こう思いました。

  • 仮に同じ塾に通えたとしても、私はバカだから頑張っても同じラインに立つことしかできないだろう
  • それなのに塾に通えないのだから、彼らと同じことをしていては絶対にダメだ
  • 彼らと全く違う勉強法で戦うしかない

というわけで、以下を実行することにしました。

  • 他の人が寝ている時間帯に勉強する
  • 勉強するときは全力で集中する
  • 睡眠時間は削らない
  • 起きている時間は勉強する
  • ノートに書いて覚える
  • 休日は最低でも6時間は勉強する
  • 分からないところは先生に質問攻めする

勉強する時間帯についてですが、私は朝を選びました。みんな寝ているし、昨日の疲れも取れているので集中力が最大になると考えたためです。最初は5時半に起きるようにして、徐々に時間を早めていって、最終的には朝3時に起きて6時まで勉強し、6時から30分ジョギングというリズムで定着しました。これを6年間続けたわけです。

 

また、勉強中は集中するために、集中力が切れそうな時などは、立って勉強したり、歩きながら音読したりして、工夫を凝らしました。

 

睡眠時間は削ったら、起きている間のパフォーマンスが下がるので、絶対に8時間寝ていました。大学受験前も一貫して寝ていました(笑)

 

朝勉強以外の勉強は、隙間時間にしていました。例えば、トイレに英単語を貼ったり、学校の授業の合間の10分休憩に勉強したりですね。とにかく起きている間は勉強をしていました。

 

ノートに書いて覚える方法ですが、これは、覚えたいものは何でもノートに書きなぐって覚えるという荒業です(笑)大学ノートを大量に用意して、学校の授業で書いたノートの内容をもう一度書いてみたり、参考書の問題を解くために書いたり、英文を暗記するために書いたり、なんでも、なんの教科でも同じ1冊のノートに書きまくりました。

 

そうすると、大体3日で1冊のノートが書き終わります。1冊30ページほどですから、1日10ページ程度使うということですね。毎日毎日そうやっていると、使い終わったノートがたまっていくわけです。部屋の隅に段ボールを用意して、そこに入れていきました。

 

テスト前にその段ボールを見たら、「これだけ勉強したのだから、きっと大丈夫」と、自信につながりました。努力ってなかなか見えづらいですが、ノートという形で、努力が見える化したので良かったと思います。ぜひ使ったノートはすぐ捨てずに段ボールに詰めてください。大学受験前に大活躍しますから!(笑)

 

休日は時間があるので、6時間は最低でも勉強していました。自分の勉強法が効率的なのかどうかわからなかったので、量でカバーしようとしたのです(笑)学校の友人には、10時間勉強しないと「昨日は勉強していない」と言っていましたね(笑)これは、嘘をついているつもりはなくて、自分の中のルールだったのです。10時間やったらさすがに勉強した気になったので。

 

ここまで読まれて、かなりストイックな人だな~と思われたかもしれません。実際、ストイックな性格だと思いますが、人間必死になったらここまでやるということです(笑)

いじめは辛いですからね。

 

親に勉強しろと言われて嫌々やっている子や、宿題だからと仕方なくやっている子とはテンションが全く違うのが感じられたでしょうか?(笑) 能動的に動き出すと、やれと言われなくてもやるようになります。実際私は親に勉強しろと言われたことが一度もありません。

 

こうやって必死になってやっていると、最初はいじめられたくないという恐怖心からスタートした勉強ですが、いつの間にか勉強自体が楽しくなりました。そうなったらこっちのものです。

 

  • 自分は周りの子に比べて環境が恵まれていない
  • そんな自分は可哀そうだ
  • できなくても仕方ない

そう考える前に、「まだ残された可能性はないか?克服方法はないか?」と考えてみてください。私の経験談でよければ、ぜひ盗みとってください。ハングリー精神さえあれば、ある程度はどうとでもなります✿

 

この記事が誰かの役に立ちますように✿